取引の世界では「小さなポジションで試し、ポジションを抑える」ことが、ほとんど一種の政治的正当性のようになっている。しかし今日は、直感に反するが、より真実に近い考え方を伝えたい。取引で大金を稼ぎ、資産を倍にしたいのなら、ポジションを大きく張らなければならないのだ。
一、大きなポジションこそ、資産倍増の必要条件
大金を稼ぎたければ、必ずポジションを大きく張ること。この理屈はとても単純だ。小さなポジションでは、たとえ数十パーセント稼いでも、総資産から見れば焼け石に水にすぎない。ポジションが小さくなってしまえば、上がろうが下がろうがどうでもよくなり、取引はただのゲームに堕ちてしまう。いくら稼げるかを気にしなくなれば、資産を倍にすることなど永遠にできない。
投資の世界で実際に資産を倍にしたことのある人は、誰一人として例外なく、大きなポジションでそれを成し遂げている。この点は、世間で広く流布している見解とまさに正反対である。
二、大きなポジションは諸刃の剣
しかし、冷静に認識しておかなければならない。ポジションを大きく張れば、リスク係数は倍々で拡大する。だからこそ、大きなポジションは、あなたの取引の根底にあるロジック——銘柄選びなのかタイミングなのか——に非常に高い要求を突きつけるのだ。
ある意味、こう言い切ることもできる。リスク管理のレベルが高いほど、ポジションを大きく張るべきだ。リスク管理のレベルが低いほど、小さなポジションしか張れない。
三、なぜ「小さなポジションで試す」という言葉が間違っているのか
主流の見解はいつもこう言う。「小さなポジションで試し、ポジションが小さければリスクも小さい」。この言葉は一見もっともに聞こえるが、問題は、ポジションが小さすぎるなら、いっそやめてしまえということだ。
小さなポジションが向いているのはいつか。ある手法にまだ慣れていないとき、ある相場にまだ慣れていないとき、少し経験を積み、相場勘をつかむためなら、それはまったく問題ない。しかし、いったん本気で投資や取引に取り組み始めたなら、百パーセント大きなポジションを張るべきだ。ポジションを大きく張らなければ、チャンスはない。
四、リスク管理こそ、本当の核心
だから、問題の本質は逆転する。リスク管理こそが最も重要なのである。
リスク管理能力が低ければ、ポジションを大きく張るほど、より悲惨に退場することになる。リスク管理能力が高ければ、ポジションを大きく張るほど、リターンは大きくなる。
大きなポジションは無謀ではない。大きなポジションの前提は、確かなリスク管理だ。まず自分のリスク管理をしっかり鍛え上げ、それから大きなポジションの話をするべきだ。逆ではない。大きなポジションでリスク管理の不足を補おうなどと期待してはならない。
これこそが、大きなポジションを張る取引の根底にあるロジックである。
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